たとえ重複障害があろうとも、入学したい生徒、自分なりに究めたい学習テーマとこれまでの蓄積を持つ生徒がいて、その隣に一生懸命に支えてきた保護者がいて、家族以外の支援者が何人かいる場合、われわれ教職員の熱き血が俄然沸騰する。
この時期は毎日、そんな事案が起こる。
あちこちを駆けずり回っている。
そんなことを繰り返しながら、明蓬館高校SNECがこの4年間で拡がってきた。
不可能、無謀と思われることを実現してきた自負がある。
それはとりもなおさず、見過ごされてきた、あるいは見落とされてきたニーズに向き合う姿勢に共感する方が多いという証左だと思う。
多くの人が石と思うものがわれわれにはきらきら輝く宝の山だと思える。
行政がカバーしきれていないケース、学校が想定さえしていないケース満載である。
前例がなければつくればいい、前例とは破られるためにある、そんな思いが根底にある。
これからもずっと。
きっと。