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校長ブログ詳細

2018年あけましておめでとうございます
★優越感も劣等感も虚栄心からも解放された世界を目指す

2018/01/06

 今年も“生徒たちが『生命(いのち)の力』を引き出し、伸ばせる場をつくります” “未来のジブンが好きになれる学びの場をつくります” 我が校は、目の前にいる一人ひとりの生徒が抱える困難な状況を直視しながら、支援と指導の両面からチームで支える学校です。 地域および地域住民のニーズとの融和と止揚を図りながら地域力と家庭力とインターネットの持つ教育力を活用しながら広域通信制高等学校を運営しています。

どこにでもある通信制高校から、どこにもない、他に代わりのない、ここにしかない、なくてはならない高校になっていきます。おかげさまで明蓬館高校、アットマーク国際高校に在籍する生徒総数は過去最高になりました。法人としての業績も過去最高になろうとしています。生徒と保護者たちの期待と支えあってのことです。 サポート施設の皆様、中学校の先生方、福祉・医療の面で生徒たちを支える方々あってのことです。 また熱心で誠実な教職員に支えられていることも忘れてはいけません。多くのステイクホルダーに支えていただいていることを片時も忘れるわけにはいきません。心からの感謝を申し上げます。学校は一人や二人の教職員だけで生徒を支え続けるものではありません。大勢のスタッフやテクノロジー、教材コンテンツ、学校事務など、総合芸術のようなものです。 教職員たちで力を合わせなければなりません。

『いかなる障害があっても生徒本人が入学意思、学業意欲を示してくれた時には受入れを拒否しない』という私の意思を貫くために東田直樹さんの入学受入れをしました。自閉症を持つ作家である東田直樹さんという稀有な存在を世界に届けるバトンを引き受けて以来、障害を持つ生徒と家族の持つスペシャルニーズに着目するようになりました。スペシャルニーズから構築されるべき通信制高校のあるべき姿は、私の頭の中の大半を占めるようになりました。私は学校経営者としてどれほどたくさんの人に愚直、不器用、愚鈍と思われたでしょう。

平成25年、前例のない、SNEC(すねっく、スペシャルニーズ・エデュケーションセンター)を東京の品川・御殿山にオープンしました。一人ひとりの生徒の発達特性に合わせて、教育と福祉と医療と就労の連携を図る補習指導・支援センターです。と同時に、学校の仕組みそのものを大きく改造する決断をしました。まさに構造改革へと軸足を移しました。まさに固い岩盤に穴を開けるような、産みの苦しみが待ち受けていました。本当に苦しい闘いでした。完全に逆張りの奇人変人的な経営者であります。難しい決断をし、難局をかいくぐってきました。経営のわかる教育的支援と伴走者、教育的支援と伴走を知っている経営者であろうと努めてきました。そして世の中になくてはならない学校に一歩ずつ近づいています。

入学式の校長挨拶が、学校の伝統や目標から始まり、それに対して努力し、尽くす生徒像で締めるのを聞いたことがあります。それが何か変だと思いながら、学校や教職員の自己愛への偏重だと気付くのに数十年の歳月がかかりました。学校は生徒のためにある、と言わなくなったり、言えなくなった学校はもはや無用の長物です。スペシャルニーズを持つ人に対して優越的な意識や同情的な意識を持つ人たちはそれ自体が障害だと言えます。人類の歴史はスペシャルニーズと共生し、あるときには尊重し、学んできた歴史です。

イノベーションとは、中庸の、平均的、均質的、標準的な人たちから起こることはそれほどあることではありません。偏差値から遠い人、その時にはマイナーな人、標準から離れたスペシャルニーズを持つ人から生まれるのです。次代の文明を作れる、発火点になるスペシャルニーザーから教育者は学ぶことがスペシャルニーズ・エデュケーションなのです。生きとし生ける時間の中で、私たちは粛々と己に与えられた使命に基づいて障害と向き合うのです。以来、一人ひとり、一つひとつ、初めての、違う種類の困難さを持つ生徒とそれを見守る家族と出会います。以来、心ある職員の参加を得て、また全国各地で、SNECを運営するにふさわしい経営資源を持つパートナーの参画を得て全国各地でSNECが運営されています。

今年も、あきらめることをあきらめたご家族と本気でタッグを組みます。保護者が引き受けすぎなくていい場所、その絶望を分かち合える場所、ここならと依存先を増やし、生徒が保護者の子から家庭と学校と地域と企業に支えられるように準備する場所、それがSNECです。優越感も劣等感も虚栄心も必要がありません。生徒たちが好きなことを学んでもいいんだ、困っていることを口に出していいんだ、安心して挑戦できるんだ、失敗も許されるんだ、明日につながる糧を得られるんだ、という場所、それがSNECです。

人は、自由を得て初めて内在するパワーが溢れ出てきます。今年は大きな夢を目標に落とす大事な一年です。
皆様、どうかよろしくご教導のほどお願い申し上げます。

末筆ながら、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

日野 公三
明蓬館高等学校 理事長・校長兼 全国SNEC(スペシャルニーズ・エデュケーションセンター)総センター長
白山市美川特区アットマーク国際高等学校 理事長・校長
NPO 日本ホームスクール支援協会 理事長

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