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H1

学校長挨拶

エディタV2

夢を語る勇気と質問する勇気がふくらむ学校です

お話したいことはふたつあります。皆さんにはぜひとも夢を語る勇気と人に質問する勇気を持っていただきたいということです。

全国各地に街があります。新興の街をながめてみましょう。はじめは単に土地があったに過ぎないところに建物が建ったのはどうしてでしょうか。それは土地を造成し、街をつくりたいと夢見た人がまず一人いたのだと思います。

その人は、その夢を一人胸のうちに秘めることなく、文字にして何かに書きつけ、それを人の目に触れるところにも書き、そのうちに誰かに語り、意見を求めたのでしょう。その夢に共感を覚える人がやがて現われ、お金を提供する自治体が現われ、そのうちに労力を提供する人も現われたのでしょう。

中村修ニという人がいます。現在、カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授です。
平成26年ノーベル賞を受賞した人です。青色発光ダイオードという技術を生み出した人です。皆さん、色の3原色というのを聞いたことがある人も多いでしょう。色の3原色とは、赤、青、黄色です。印刷物はこの3原色で出来上がっています。しかし電子の世界では青そのものを発色することはなかなか難しかったのですが、この中村さんが発明したのです。

街中にある電飾掲示板が今のように鮮やかに映像を映し出すようになるには、この青色発光ダイオードの技術が不可欠でした。
映像関連のあらゆる場所で応用可能な、まさにノーベル賞級の発明なのです。また信号機の青もこの技術に置き換わっています。電球より値段は高いが、切れることがないので維持コストは非常に安いのです。消費電力は10分の1です。中村さんがまだ名もなき研究者だったとき、中村さんはこの技術がやがて世界中の信号機という信号機に、使われることを夢見たといいます。世界中の信号機を自分の技術で埋め尽くしたいと思ったのでしょう。

彼もまた夢見ることを諦めなかった人です。この世の中は、人間達の夢が作り出す社会です。夢が新しい街をつくり、発見を生み出し、文化を作り上げ、人間の営みを作り出すのです。有機ELという次世代の発光メカニズム発明競争がいま起こっています。電力を使わない夢の発光技術に挑戦する人がいまこの瞬間いるのです。

太古の昔から、人間は数限りない夢を生んでは消し、消しては生んできたのです。
その中で実現せずに終わる夢と実現する夢の間には何があるのでしょうか。夢を実現して悔いなき人生を歩む人とたくさんの夢を果たすことなく、悔い多き人生を送る人の間に何があるのでしょうか。

言い換えれば、どうすれば夢は実現するのでしょう。実現する夢に共通するのは、"夢見ることを忘れない"ことです。この法則に逆らって叶えられた夢はありません。
夢の発端は、まずは夢見ることそのものです。ああしたい、こうしたい、こういうものをつくりたい、ここへ行きたい、あそこへ行きたい、と願うことです。

次に、実現するための3つの法則です。

1.日付をつける
いつかは○○を出来たらいいのに。こうなりたいのに。こんなこと出来たらいいなあ。と誰しも何か思っています。しかし、実現しない夢は、その当事者が日付をつけていないことが多いのです。
いつかは出来ればいいな、というものはいつか忘れられるものです。夢にはずみをつけ、息吹を吹き込むにはまずはあてずっぽうでもいいから日付をつけることです。

2.書き記す
言葉にする。記録を残す。書き記したものは自分に覚悟を作り出します。動機付けをしてくれます。潜在意識に沁みこみます。

3.人に語る
口にして出すと、その言葉は自分の知覚に返ってきます。DNAに沁みこみます。そして人の反応が得られます。共感を呼んだ箇所がわかります。その夢の良い点と一方で課題も見えてきます。そしてその課題解決のために一肌脱いで貢献したいという人が現われるから不思議なものです。夢をともに追い求める集団が結成されるとエネルギーが充満してきます。

つまり、夢を実現するための3原則とは、夢に日付をつける。夢を言葉にし、書き記す。最後に人に語って聞かせる。そのうちに、その夢に共感を覚える人の輪が広がり、情報が集まり、自分一人では到底実現しそうもない夢が音をたてて歩き出すのに気付くはずです。

夢の槌音(つちおと)が聞こえることになります。たくさんの学校がありますが、白山市美川特区アットマーク国際高等学校にしかいない先生とはプライベートコーチという人です。プライベートコーチは秘書であり、コーチであり、対話の相手なのです。ディスカッション・パートナー(つまり良き相談相手、心の友)なのです。
言葉を使って、電子メールや電話や対面を使い、生徒の夢を引き出し、そのアイデアを実現するための話し相手になります。夢に日付を付け、人に語り、書き記し、DNAに刷り込む、その繰り返しが夢見る人を育て、その夢を実現に近づける近道なのです。この学校は皆さんの夢を実現するためにできるだけのことをしたいと思います。

そしてこのことはとりもなおさず、たくさんの方々がこの学校に託す夢でもあるのです。
1. 自ら主体的に判断し行動できる資質や能力を伸ばし、自己実現可能な人間の育成を目指す
2. 豊かな知恵を身につけ、主体的に生き抜く力をつける
3. 他人を思いやる心を育む

■アットマーク国際高等学校 理事長 日野公三

     


アットマーク国際高校の教育目標

インディペンデントラーナーになろう!
※インディペンデントラーナー=自らの意志で、生涯を通して学習し続けていける人
教育目標に近づくための3つの力
「アットマーク国際高校で、三つの力を身につけよう!」

1. 自分を見つめる力――自分の個性を伸ばし、夢に挑戦し、感動できる人になろう
2. 自分を作る力――――自宅で勉強し、正規の日本の高等学校卒業の資格を取ろう
3. 仲間と共に育つ力――山から海までをスクーリングの場とし、体験を通じて友人を 作ろう
 

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